ハードボイルド小説を読みながらだと筋トレができると気づいた

ええ、私が筋トレ三日未満坊主です

 やあ諸君。私は三日未満坊主。いろんなことに興味をもち挑戦するものの、結局三日も長続きしないことで有名な男だ。今まで私は数多くの物事にチャレンジ、もとい、かじってみた。ハンガリー語、3DCG、ガチなFPSスケートボード、プログラミング、などなど。どれも長続きしなかったが、その中でもとりわけ、できれば長続きさせたいと思っていたのが筋トレである。初めてもどうしても続かない。「時間がない」っていうのは確かにその通りではあるものの、途中から明らかに言い訳になってしまう。続けたいのに続かない。その代表格が筋トレであった。

ハードボイルド小説との出会い

 そんな折に私は一冊の小説と出会った。ロバート・パーカーの「初秋」である。父親に誘拐された15歳の少年ポールと、ハードでタフな私立探偵スペンサーとの心の交流を描いた作品だ。いやもう本当に素晴らしかった。テレビ以外に関心を示さず、家族との関係は最悪で、得意なことなど何一つないのび太くん状態のポールくん。そんな彼を「最悪の状態だ」と一喝するスペンサー。日本にそんなやついっぱいいるけど、その解除療法は独特のハードボイルド流なのだ。

初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

 まあいい。そんなことはその辺の書評にも書かれている。私が語りたいのは、この本を読みながらだと不思議なくらい筋トレが捗るということだ。

読書筋トレのメリット・デメリット

 メリット

退屈しない

 まず何と言っても筋トレ中に退屈しない。ぶっちゃけ筋トレなんて単純作業なので、頭を使うことが好きな場合は結構退屈なのである。でも活字を追ってれば退屈しなーーーーーい!最高である。

ハードボイルド的価値観に触れられる

 次に、ハードボイルド的価値観に触れながら筋トレができるということだ。ぶっちゃけ僕の周りには、というかテレビの向こうの人も含めても、人間的にも憧れるマッチョな人というのが一人もいない。だから筋トレをしたいと思ってもそのモチベーションは「モテたい」みたいな他人本位のものになりがちだったが、小説との出会いでそこに「ハードボイルドになりたい」というモチベーションが付加された。青臭いが、私もスペンサーみたいになりたいと本当に思ったのだ。

 

デメリット

家の外でできない

   小説を読みながら筋トレするなんていう奇行は、まず家の外ではできない。ジムにそんな奴いたらキモいだろ?流石に恥ずかしいし。そんな訳で家の中でやるしかないのである。

そのため、器具が使えない

 家の中でするしかないとなると、器具が使えないのがネックである。「買えばいい」という考えもあるのだろうけど、そんな金も置く場所もない。そのためどうしてもじじゅうでできる範囲になってしまうのがネックである。

まとめ:筋肉を増やしたいのではない。ハードな男になりたいのである

f:id:otaku-travel:20180721220850j:plain  まあそういうことである。ただマッチョになるだけだったらその結果どうなる、というのが見えにくいが、目標とする人物像がイメージできればやりやすいものである。そろそろ書くの飽きてきたので雑になってるけど、もし筋トレやりたいけど続かない、みたいな人がいたら試してみてはいかがでしょうか。